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諦めたらそこで

試合終了ですよ・・・
(写真右側の彼がうちの監督)
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ということで、先月から今月頭にかけて、マジュロの小学校6年生が学校対抗のバスケットの大会をおこなっていました。
ゴールの高さやコートの広さなど、いわゆるミニバスという感じ。
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突然始まったこの企画でしたが、運営もマーシャル基準で考えるとかなりしっかりしており、
ひとつのことに子どもが真剣に取り組む、よい機会だったように思います。
初めてマーシャル人がヤキュウ(マーシャル語で野球、ソフトボールのこと)以外のスポーツをしているところを見ましたが、ルールもきちんと守られており、戦略的なプレイもあったりして、見ていておもしろかったです。
「ハンズアップ!」とか「リバウンド!」とかの声かけもありました。

また、参加者の子どもたちだけでなく、観客にはたくさんの大人もおり、学校の先生も関わっていて、
多くのマーシャル人がひとつのことに夢中になっている感じが、とてもよい雰囲気を生み出していました。
日常ではあまり見られないことだから、尚更。よい機会ですね。

僕はウォーターボーイだから~というマネージャー的な立ち位置の子もいたり。
みんな「自分が自分が」ってなるわけでもなく、プレイヤーもそうでない子も自分の役割をわかっていて、まとまっている感じ。やろうと思えばできるんだな~。
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個人的に一番感動したのは、負け試合の後、「負けたけれど、ナイスゲームだったよ!」という労いの言葉をかける先生がいたこと。

普段は、しない・できないことに対して言い訳が多く、何か自分に都合の悪いことが起きるとすぐに逃げたり、責任を逃れようとしたり、自己の過ちを認めまいとする傾向が非常に強いマーシャル人(あくまで主観)。
学校の先生達は、自分の指導方法の弱点を反省することができず、言い訳を重ねて、ひどい時は子どもにその責任を押し付けてしまうことがあります。(子どもの能力がないから、あの子は教えても理解できないみたいな感じで)
そんな感じで、子どもを褒めることがなかなか難しかったりする教室の中。

「負けた、でもナイスゲームだった」
という言葉に、少しだけもやもやが晴れたような気がしました。
この人となら必ず、と確信した瞬間。諦めたら、そこで試合終了ですね。突然のバスケットに感謝です。
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この大会の後から、スラダン熱が再開し、こんな南の島で現在読破中。
ドミトリーにあったんだけど、17巻以降が見つからない・・・、気になる、つらい。
by cpts-romi | 2014-12-14 21:26 | 学校
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